IR(統合型観光施設)推進協議会設立準備委員会に参加
IRは国際会議場、展示場、レクリエーション施設、宿泊施設、文化施設、カジノ施設などから構成される施設で、シンガポールなどアジアの各地域で導入、計画されている。
日本におけるIRの導入は、国際観光、地域振興、文化振興など、2020東京オリンピックパラリンピックを見据えた、成長戦略の一つに位置付けられるべきものであると思う。北海道、東京都、大阪府、千葉県、沖縄県など多くの地方自治体が検討を進めている。
IRについては、国際観光産業振興議員連盟が策定したIR推進法案が昨年12月、自民党、維新の会、生活の党から国会に上程されました。
施設の一部を構成するカジノの導入に対してギャンブル依存症、青少年健全育成などの課題、懸念が示されますが、私は国民の皆様に正しく理解して、厳重な対策を打ち出せば、十分克服できると思います。世界の多くの国々がカジノを適正に導入していますし、日本は多くの公営ギャンブルを適正に管理してきたノウハウがあります。
IR推進協議会は、政府、国際観光産業振興議員連盟、地方自治体、経済団体と連携を図りながらIRが日本の成長戦略の起爆剤として機能するため、IR導入のための国民的世論の喚起、政策提言を行うものです。
私も観光庁長官時代からIRには興味があり、研究してきましたが、今回は協議会設立準備委員会の世話人の一人として参加しました。世話人はローソンCEO 新浪 剛史さん、関西経済同友会代表幹事 鳥井 信吾さん、多摩大学学長 寺島 実郎さん、石原 進さん(JR九州会長)、高向 巌さん(北海道商工会議所連合会 会頭)など全国各地域の経済界を代表するメンバーから構成されています。
当日は、国際観光産業振興議員連盟の細田会長、岩屋幹事長、萩生田事務局長、多くの地方自治体の関係者の皆様が参加され、活発な議論がなされました。
今後は今回の通常国会でIR法案が審議される予定であり、協議会設立、法案可決に向けて、私も全力で頑張っていきたいと思います。