「入江雄三 エンタメ・ビジネス一代記」
出版記念パーティーに出席
入江雄三さんは電通専務、ぴあ顧問などを歴任されるなかで、日本のエンターテイメント産業、スポーツビジネスのパイオニアのような方で、大阪 万博、アニメーション、世界陸上、長野オリンピック、2002ワールドカップサッカーなど多くのビッグイベントをプロデュースされたリーダーシップ、行動 力ある偉大な先輩である。
私は2002年ワールドカップサッカー、大分トリニータのナビスコカップ優勝などのプロジェクトで大変お世話になった。入江さんは仕事において夢、ビジョ ン、人を引き込むパワーの意義を大いに指導いただいたが、プライベートの面では「入江組」に入れていただき、政官財、文化、芸術、スポーツなどの分野の偉 大な皆様のグループに入れていただき、若輩者の私に対して、多くの偉大な方々をご紹介いただいたり、侍魂、義理人情、礼節などを愛情豊かに厳しくご指導い ただいた。
特に観光庁長官時代、東日本大震災直後、自粛ムードが強い時期に私を激励すべく、入江組の懇親会を開催いただき、「こういう時こそイベント、懇親会などを 積極的に開催して経済を活性化して一刻も早く自粛ムードを一掃して復興に向かうのだ!」と力強く背中を押していただいたことが、私の東北復興に向けてのプ ロジェクトの大きなエネルギーになった。
入江さんは今年で84歳。私にとって仕事の師という存在というよりは、父のような存在である。食道がんなどにかかられたが、まだまだ日本の再生、そして私の父、師として長生きして、これからも厳しくご指導いただきたいと思う。
当日のパーティーは私は、 矢内 廣さん(ぴあ社長)、岡田 裕介さん(東映代表取締役グループ会長)、鶴田 友晴さん(電通顧問)、遠山 友寛さん(TMI総合法律事務所パートナー)、山下 泰裕さん(東海大学副学長)と共に発起人の役割を担わせていただいた。パーティーには入江組の多くの仲間の皆様が集まっていただいた。
これからも入江組の一員として師 入江さんのような侍魂を持って日本再生のために頑張ろうという思いを強くした。そしていつの日か入江さんに、「溝畑、よく頑張った!」と褒められること、 そしていつの日か自分の結婚式にお呼びして恩返ししたいと思う。またこの偉大な皆様の集まりである入江組を、入江さんを囲んで活性化していきたいと思う。
私は入江さんの人生、仕事への情熱が描かれた「入江雄三 エンタメ・ビジネス一代記」をできるかぎり多くの人に読んでもらいたい。これからの日本再生の向かうべき方向性、リーダーシップの意味、人材育成、プロ ジェクトの醍醐味など多くの教訓、示唆に富んだ素晴らしい著者である。