福島県内堀知事を訪問
今日は東日本大震災以降、公私ともに大変お世話になっている杉 良太郎さんが、福島第一原発を視察、福島刑務所を慰問後、福島県内堀知事を訪問することになり、私が内堀知事が総務省の後輩で特に観光庁長官時代、東日本大震災の福島復興で苦楽をともにした間柄であったことから、杉さんと内堀知事の面談に同行した。
杉さんは福祉、ベトナムへの支援など、長期にわたり、国際貢献、地域振興、人材育成に取り組んでおられる。特に東日本大震災の際は、いち早くトラックで被災地に行き、炊き出しをされたり、コンサートを開催されたりするなど、私も東日本大震災後、東北の被災地に50回、福島に20回訪問したが、杉さんの東日本大震災に対する情熱、思いは私のレベルをはるかに上回る。
「東日本大震災を風化させてはいけない!」、杉さんは今も被災地を周り、コンサートを行っている。昨年は長野県栄村でコンサートを行った。東日本大震災は東北だけではない、長野県の栄村も被災している、多忙、高熱の中で歌う杉さんに私も大いに感動した。
東日本大震災から4年、福島はまだ10万人を超える人が避難していること、観光、農業、漁業などはまだまだ風評被害に苦しんでいる、原発の汚染水、若者の健康不安など、まだまだ復興は道なかばである。
私も長官退任後、東北6県約1800キロを自転車で走る「みちのく宏旅」を行ったり、東日本大震災後、福島復興のシンボルである「起き上がり小法師」を皆様に配ったり、バッジをつけたりして努力しているが、杉さんの熱い思いに負けないよう、東北復興、福島復興をライフワークとして取り組んでいきたいと思う。
東北復興、福島復興なくして日本再生なし、国民ひとりひとりがそのような自覚を強く持って欲しい。
偉大な杉さん、命懸けで福島復興に取り組む内堀知事、素晴らしい面談であった。